実写映画『キングダム』シリーズを、Netflixで全4作まとめて振り返りました。原作漫画を何度も読み返しているファンとして、公開当時から1作ずつリアルタイムで追いかけてきたシリーズです。
2026年7月17日には最新作『キングダム 魂の決戦』が劇場公開されました。ここで一度、これまでの4作を整理しておきます。
★★★★★(5点満点中5点)(シリーズ総合)
- ひとことで言うと:原作ファンが安心して薦められる、漫画実写化の最高峰
- 観る順番:公開順がそのまま時系列順。1作目から順番でOK
- 各作の評価:1作目★4 / 2作目★4 / 3作目★5 / 4作目★5
- 配信:Netflix・Hulu・U-NEXT・Amazonプライム・DMM TVで見放題
気になった方は、下記から視聴できます。
月額1,026円(税込)
※配信状況は変更される場合があります。
※物語の核心(クライマックス)には触れずに書いています。
■映画『キングダム』シリーズは全5作
| 作品 | 公開年 | 原作(目安) | 評価 |
|---|---|---|---|
| キングダム | 2019年 | 1〜5巻 | ★4 |
| キングダム2 遥かなる大地へ | 2022年 | 5〜7巻 | ★4 |
| キングダム 運命の炎 | 2023年 | 10〜13巻 +8巻 | ★5 |
| キングダム 大将軍の帰還 | 2024年 | 14〜16巻 | ★5 |
| キングダム 魂の決戦 | 2026年 | 合従軍編 | 劇場公開中 |
原作の対応巻はおおよその目安です。映画は複数のエピソードを再構成しているため、きっちり区切れるものではありません。
各作品が原作の何話まで映像化されているか、映画の続きを何巻から読めばいいかは、キングダム映画は原作の何巻まで?で詳しくまとめました。3作目だけは紫夏編が別の巻から組み込まれているので、少し複雑です。
■観る順番は「公開順」でいい
このシリーズは公開順がそのまま物語の時系列順です。時系列を入れ替えた回想中心の作品もありますが、キングダムに関しては迷う必要がありません。
1作目から順番に観れば、信の成長がそのまま体感できる作りになっています。
「公開順」と「時系列」で迷う人もいますが、キングダムの映画に関してはどちらも同じです。過去編や外伝が別作品として挟まることもありません。
■キングダムの映画は全部で何作ある?
2026年8月時点で、公開されているのは5作です。この記事で紹介しているのは、配信で観られる4作。5作目の『キングダム 魂の決戦』は2026年7月17日に公開されたばかりで、まだ劇場のみです。
つまり、今から配信で追いかけるなら4作。5作目は劇場で観るか、配信を待つことになります。
■Netflixで観る場合の順番
私は全4作をNetflixで観ました。タイトルに数字が入っているのは2作目だけなので、3作目と4作目は副題で判断することになります。「運命の炎」が3作目、「大将軍の帰還」が4作目です。
- キングダム(2019)
- キングダム2 遥かなる大地へ(2022)
- キングダム 運命の炎(2023)
- キングダム 大将軍の帰還(2024)
■1作目『キングダム』(2019)★★★★☆
公開前、一番不安だったのは王騎でした。屈指の人気キャラクターであり、独特の話し方と豪快さ、包容力を兼ね備えた存在です。実写で表現するのは難しいと思っていました。
だから初登場の場面では身構えていたのですが、ゆったりとした口調、独特の笑い方、堂々とした立ち姿を見た瞬間に「あ、王騎だ」と感じました。見た目だけでなく、周囲を圧倒する空気感まで表現されていて、原作ファンとして安心したのを覚えています。
シリーズの幕開けとしては十分な完成度です。ただ、後の作品と比べると物語の土台を築く役割が中心なので★4としました。
■2作目『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022)★★★★☆
ここから本格的に「戦争映画としてのキングダム」が始まります。歩兵同士がぶつかり合う迫力、戦場に漂う緊張感が見事でした。
期待以上だったのが羌瘣です。原作の羌瘣は力で押し切る剣士ではなく、舞を踊るように敵の間をすり抜けて斬り込みます。清野菜名さんは、敵の攻撃を最小限の動きでかわし、無駄のない足運びから一気に間合いへ入り込む動きで、それを表現していました。
スピードだけを強調するのではなく、「静」と「動」の切り替えがはっきりしているのがよかったです。完成度は高いのですが、この後の2作と比べると感情を揺さぶられる場面は少なく、★4に落ち着きました。
→ 映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の詳しいレビューはこちら
■3作目『キングダム 運命の炎』(2023)★★★★★
戦いだけでなく、人間を描いたキングダムの魅力が詰まった一本です。
紫夏のエピソードは原作でも屈指の名場面ですが、結末を知っているのに涙がこぼれました。俳優陣の演技、音楽、そして映像ならではの「間」が加わったことで、紫夏の覚悟が現実味を持って伝わってきたからだと思います。
ここでシリーズが一段階上に進んだ実感がありました。
■4作目『キングダム 大将軍の帰還』(2024)★★★★★
迷うことなく、シリーズ最高傑作だと思っています。馬陽の戦いは原作でも何度読み返したかわからないほど好きなエピソードです。
終盤、王騎の息遣い、声の抑揚、信の表情、静かに流れる音楽が重なって、その場に立ち会っているような感覚になりました。大沢たかおさんの演技は、英雄としての威厳だけでなく、一人の人間としての優しさまで届いてきます。
原作で知っている場面が、原作とは違う形で胸に響いた。それが★5の理由です。
→ 映画『キングダム 大将軍の帰還』の詳しいレビューはこちら
■1作目から2作目まで、3年待った
いま配信でまとめて観られる方には伝わりにくいかもしれませんが、1作目と2作目のあいだには3年の空白があります。
1作目を観終えた時点で「このキャストなら、この先も観たい」と素直に思いました。同時に、本当に続編が作られるのかという不安もありました。
その3年間は、原作を読み返しながら「蛇甘平原はどう映像化されるんだろう」「羌瘣は誰が演じるんだろう」と想像する時間でもありました。だから2作目の公開が決まったときは、安心と期待で胸がいっぱいになったのを今でも覚えています。
3・4作目は毎年公開だったので、最初の3年だけが特別に長かったことになります。今から一気に観られる方は、正直うらやましいです。
■最新作『魂の決戦』は劇場公開中
2026年7月17日に、シリーズ第5作『キングダム 魂の決戦』が公開されました。原作の合従軍編にあたる物語です。
私はまだ観ていないので、この記事では評価をつけません。配信が始まったら、あらためてレビューを書きます。
■配信状況(2026年8月時点)
| サービス | 1〜4作目 |
|---|---|
| Hulu | 見放題 |
| U-NEXT | 見放題 |
| Amazonプライム・ビデオ | 見放題 |
| Netflix | 見放題 |
| DMM TV | 見放題 |
私はNetflixで観ましたが、主要なサービスのほとんどで揃っています。加入済みのサービスがあれば、そこで4作まとめて観られるはずです。
どのサービスで観るのがいいか迷っている方は、映画『キングダム』はどこで見れる?配信状況まとめで料金や無料トライアルの有無を比較しています。
■こんな人におすすめ
- 最新作を観る前に、1〜4作を復習しておきたい人
- 原作を読んでいて、実写版に手を出すか迷っている人
- 漫画実写化に苦い思い出があり、警戒している人
- 合戦シーン・一騎打ちが好きな人
- 逆に、静かな人間ドラマだけを求めている人には合わないかもしれません
嬴政を演じた吉沢亮さんの主演作としては、映画『国宝』のレビューもあわせてどうぞ。3時間近い一代記ですが、まったく飽きずに観られた1本です。
楊端和を演じた長澤まさみさんの出演作としては、映画『ドールハウス』のレビューもあります。こちらはホラーで、まったく違う顔を見せています。
■まとめ
シリーズ総合の評価は★★★★★(5点満点中5点)です。
1作目と2作目を★4にしたのは、完成度が低いという意味ではありません。3作目と4作目が、原作屈指の名エピソードを見事に映像化して、さらに一段上に行ったというだけです。
各作品の詳しいレビューはこちらです。
原作を何度も読み返してきた分、実写化には厳しい目で向き合ってきました。それでもこのシリーズは、期待を何度も超えてきました。原作を知らない人にも、自信を持っておすすめできます。
Hulu・U-NEXT・Amazonプライム・ビデオ・Netflix・DMM TVの見放題で配信中です。最新作を観る前の復習にも、ちょうどいいタイミングだと思います。
※本ページの情報は2026年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

