ジェイソン・ボーンのシリーズを、U-NEXTで全5作まとめて観ました。
最近スパイものの映画が気になっていて、昔少しだけ観た記憶があったこのシリーズを、改めて最初から追いかけてみようと思ったのがきっかけです。
★★★★☆(5点満点中4点)(シリーズ総合)
- ひとことで言うと:三部作が完璧すぎて、その後が苦しくなったシリーズ
- 観る順番:公開順がそのまま時系列順。1作目から順番でOK
- 各作の評価:1作目★4 / 2作目★4 / 3作目★5 / 4作目★3 / 5作目★3
- 配信:全5作がHulu・U-NEXTの見放題で配信中
気になった方は、下記から視聴できます。
月額2,189円(税込)
31日間の無料トライアルあり
※配信状況は変更される場合があります。
※物語の核心(クライマックス)には触れずに書いています。
■ジェイソン・ボーンシリーズは全5作
| 作品 | 公開年(日本) | 監督 | 評価 |
|---|---|---|---|
| ボーン・アイデンティティー | 2003年 | ダグ・リーマン | ★4 |
| ボーン・スプレマシー | 2005年 | ポール・グリーングラス | ★4 |
| ボーン・アルティメイタム | 2007年 | ポール・グリーングラス | ★5 |
| ボーン・レガシー | 2012年 | トニー・ギルロイ | ★3 |
| ジェイソン・ボーン | 2016年 | ポール・グリーングラス | ★3 |
原作はロバート・ラドラムの小説『暗殺者』です。1〜3作目と5作目の主演はマット・デイモン、4作目のみジェレミー・レナーが主演を務めています。
■私は一気に観ました
先に書いておくと、私はこのシリーズをリアルタイムでは追いかけていません。
公開当時から観ていた人は、1作目から5作目まで14年かかっています。特に3作目から5作目のあいだには9年の空白がありました。
私はU-NEXTで一気に観ました。昔2作目までは観た記憶があるのですが、ほとんど覚えていなかったので、実質的には初見に近い状態です。
一気に観ると、当時とは違うものが見えます。監督が交代したときの手触りの違いや、9年空いた5作目が前3作とどうつながっているか。それが数日のうちに分かってしまう。
逆に、当時9年待った人の気持ちは分かりません。そこは正直に書いておきます。この記事は「これから配信で一気に観る人」に向けたものです。
■観る順番は「公開順」でいい
このシリーズは公開順がそのまま時系列順です。迷う必要はありません。
特に1〜3作目は連続した物語なので、順番に観ることでボーンの成長と記憶の回復が自然に理解できます。
4作目は主人公が別人になるスピンオフですが、これも公開順で観たほうが面白いと思います。「え、主人公が変わった?」という驚きは、順番通りに観ないと味わえません。
■1作目『ボーン・アイデンティティー』(2003)★★★★☆
記憶を失った男が、自分の正体を探っていく物語です。
最初のカーチェイスを観た瞬間に「これは違うアクション映画だ」と感じました。派手ではないんです。むしろ地味と言ってもいい。それなのに緊張感がある。
リアリティのあるアクションが、この作品の魅力です。ここから始まるシリーズの方向性が、1作目の時点で完全に決まっています。
■2作目『ボーン・スプレマシー』(2005)★★★★☆
この作品からポール・グリーングラス監督に交代します。
序盤で起きるある出来事で、私は涙が出ました。平和な生活を奪われたボーンの怒りと悲しみが、そのまま伝わってきます。
そしてボーンの頭脳戦が光るのがこの作品です。力で押すのではなく、状況を読んで先回りする。単なるアクション映画ではない深みが出てきました。
■3作目『ボーン・アルティメイタム』(2007)★★★★★
シリーズ最高傑作です。
三部作の最終章として、すべての謎が解けていきます。ボーンの過去が明らかになり、長く続いてきたものに決着がつく。三部作完結の満足感が半端ではありませんでした。
アクションの質も一段上です。タンジールでの一連の場面は、シリーズの中でも特に出来が良いと思います。ボーンの達人技が冴えわたる。
本作はアカデミー賞の編集賞、音響編集賞、音響賞の3部門を受賞しています。
■4作目『ボーン・レガシー』(2012)★★★☆☆
ここで主人公が変わります。マット・デイモンは出演しません。
正直に書くと、マット・デイモンが出ない違和感が半端ないです。ジェレミー・レナーの演技が悪いわけではありません。それでも「これはボーンシリーズなのか?」という疑問が拭えませんでした。
もう一つ引っかかったのが、主人公の行動です。強さを誇示しているように見える場面があって、シリーズが積み上げてきた緊張感や倫理観とは、少しずれている感じがしました。
良かった点もあります。ボーンが追われていた当時、裏で何が起きていたのか。その視点は面白いです。単体の映画として観るならアリだと思います。
■5作目『ジェイソン・ボーン』(2016)★★★☆☆
マット・デイモンが戻ってきた、9年ぶりの続編です。
期待して観ました。ただ、既視感が強かったというのが正直な感想です。三部作と比べると、どうしても物足りなさが残りました。
ボーンシリーズらしさはあります。ただ、三部作の完成度が高すぎただけかもしれません。一気に観たぶん、直前まで観ていた3作目との差がはっきり出てしまいました。
■どこまで観るか、3つの選び方
全5作となると、時間もかかります。状況に合わせて選んでください。
▼初めて観るなら:公開順で全5作(1→2→3→4→5)
迷わずこれです。4作目で主人公が変わる驚きも含めて、シリーズの流れをそのまま体験できます。
▼時間がないなら:三部作だけ(1→2→3)
1〜3作目でシリーズの核心は完結します。ここだけでも十分に満足できるはずです。むしろ、ここで止めるという選択もアリだと思います。
▼三部作を観て、まだ観たいなら:1→2→3→5
4作目は主人公が別人のスピンオフなので、飛ばしても物語は追えます。5作目はマット・デイモンが戻ってくるので、そちらを優先する形です。
ただ、シリーズを完全制覇したという達成感のためには、4作目も観ておく価値はあります。私はそうしました。
■一気に観て思ったこと
三部作を連続で観たことで、ボーンの孤独や葛藤に強く感情移入できました。2作目の衝撃も、続けて観たぶん倍増していたと思います。
ただ、良いことばかりでもありません。
3作目で完璧に終わったと感じた直後に4作目と5作目を観たので、その落差がそのまま出てしまいました。当時のように何年も空いていれば、また違う受け取り方をしていたかもしれません。
3作目を観終わったとき、この後にまだ2作あることを知って、少し複雑な気持ちになりました。
■配信状況(2026年8月時点)
| サービス | 全5作 |
|---|---|
| Hulu | 見放題 |
| U-NEXT | 見放題 |
| Amazonプライム・ビデオ | レンタル |
| Netflix | 配信なし |
| DMM TV | 配信なし |
見放題で全5作を観られるのはHuluとU-NEXTの2つです。Amazonプライム・ビデオでも視聴できますが、こちらはレンタルになります(『ボーン・アルティメイタム』のみ見放題対象です)。
私はU-NEXTで観ました。
■こんな人におすすめ
- スパイものやアクションが好きな人
- 派手さより、リアリティのあるアクションが観たい人
- 力押しではなく、頭脳戦が好きな人
- 配信でシリーズを一気に観たい人
- 逆に、爽快なヒーローものを求めている人には重いかもしれません
同じくスパイものとしては、映画『スパイ・ゲーム』、『裏切りのサーカス』、『イーグル・アイ』のレビューも書いています。こちらはすべて1本で完結する作品です。
■まとめ
シリーズ総合の評価は★★★★☆(5点満点中4点)です。
三部作は文句なしに素晴らしいです。記憶を失った男が自分の正体を探りながら巨大組織と戦う。それだけの話が、単なる娯楽を超えた深みを持っています。
4作目と5作目がやや精彩を欠くぶん、シリーズ全体では★4としました。三部作が完璧すぎた、というのが正確なところかもしれません。
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※配信状況は変更される場合があります。最新の配信状況は各サービスの公式サイトにてご確認ください。
※本ページの情報は2026年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

