『VIVANT』第2シーズン第3話(通算第13話)が、明日8月9日に放送されます。
前回、私は放送前日に「乃木を訪ねてくるのは長野専務」と予想して書き残し、それが当たりました。ネット上では柚木薫説のほうが有力とされていた中での予想です。
今回も、放送前に予想を書いておきます。テーマは「最大の裏切り者」は誰なのかです。
■★評価は保留を継続します
2クール連続放送の全体像が見えるまで、点数はつけません。★は物語がある程度進んだ段階で改めてつけます。
※ここから先は第12話までの内容と、第13話の予告に触れます。未視聴の方はご注意ください。
■「国内」という言葉で、一気に絞られた
第13話の予告で、大きな手がかりが出ました。
「最大の裏切り者」というテロップとともに、太田梨歩が「国内から別の場所へ侵入」と話す場面。そして乃木の「国内!? 一体、誰なんだ?」という反応です。
つまり、裏切り者は国外ではなく日本国内にいるということになります。
これで候補がかなり絞られました。新庄はタイにいます。長野専務もバンコクで乃木の前に現れました。乃木、ドラム、ノコルも国外です。つまり、この人たちは「国内の裏切り者」ではないことになります。
■東条は怪しい。でも黒幕ではないと思う
ネット上で最も支持されているのが、東条(濱田岳)が真の裏切り者だという説です。虎のマスクのグッズがテントの思想を想起させる、という指摘が根拠として挙がっています。
タイガーマスクの件は私も覚えていました。ただ正直に書くと、後から考察で言われて見返して「そういえば」と気づいた口です。観ている最中に引っかかっていたわけではありません。
そのうえで、私の考えはこうです。
東条が何かを隠しているのは事実だと思います。でも、東条が最大の裏切り者ではない。
東条は新庄と連絡を取っている。それは間違いなさそうです。ただ、それが敵としての連携なのか、別の目的のための連携なのかは、まだ分かりません。
この作品は、分かりやすく提示された人物ほど疑いたくなる作りをしています。東条は視聴者の目を引く位置に置かれていて、ミスリードの役割を担っている可能性があると思っています。
■新庄も、まだ潜入任務の途中ではないか
これは第1話の記事から書き続けている予想です。
新庄は敵に寝返ったのではなく、潜入任務を続けている二重スパイではないか。いまも敵組織の内部にいて、本当の黒幕を追っている。だから味方にも真実を明かせない。
そう考えると、東条との連絡も説明がつきます。敵として通じているのではなく、真の裏切り者を追うために連携しているという見方です。
もちろん、新庄は実際に別班員を拉致しています。そこが最大の反証です。潜入のためにそこまでやるのか、という疑問は残ります。
■「最大の」という言葉が引っかかる
ここが今回の予想の出発点です。
わざわざ「最大の」と付けているということは、裏切り者が複数いるということです。そして、その中で最も大きい存在がいる。
単なる情報提供者に「最大の」とは言わないはずです。組織全体を動かせる立場の人物、という意味に読めます。
■私の本命は櫻井司令
現時点で最も有力だと考えているのは、櫻井司令です。
理由は4つあります。
- 国内にいる人物であること
- 別班や公安の情報にアクセスできる立場であること
- 東条を動かせる立場にあること
- 「最大の裏切り者」という表現に、最もふさわしい立場であること
第1話の時点で、私は別班5人がほぼ同時に無力化されたことに引っかかっていました。誰がどこにいて、どういう状態なのかを知っている人間がいなければ、あの同時性は成立しません。
新庄一人で全員の所在と負傷状況まで掴めるのか。掴めないとしたら、もっと上に誰かいることになります。その「もっと上」が櫻井司令なら、すべて説明がつきます。
■ただ、正直に言うと迷っています
ここまで櫻井司令だと書きましたが、書きながら別の可能性も浮かんでいます。
ひとつは野崎です。もし野崎が最大の裏切り者だとしたら、インパクトは計り知れません。ただ私は、裏切っているというよりすでに別人と入れ替わっているのではないかという気もしています。
もうひとつは和田です。拉致された別班のひとりですが、被害者の側にいる人物こそ怪しい、という見方もできます。ただ「最大の」という表現に対しては、少し印象が薄い気もしています。
それでも本命は変えません。「最大の」という言葉が指すのは、組織を動かせる立場の人物だと思うからです。その基準で選ぶなら、やはり櫻井司令になります。
■AIハヤトも、利用されているのではないか
もう一つ考えているのが、AIハヤトの扱いです。
ハヤト自体が敵だとは思いません。ただ、誰かに利用されている可能性はあると思っています。
入力される情報を操作すれば、AIの出す答えも変わります。捜査を誤った方向へ誘導する。特定の人物を意図的に疑わせる。そういう使い方ができてしまう。
第1話でハヤトが新庄を特定しましたが、あの分析結果自体が誰かの手で作られたものだとしたら。そう考えると、新庄が犯人だという前提から崩れます。
■私が考えている構図
ここまでをまとめると、こういう形になります。
- 最上位に櫻井司令がいて、組織を動かしている
- AIハヤトは、その司令によって都合よく使われている
- 東条は国内で何かを抱えているが、黒幕ではない
- 新庄は潜入任務の途中で、真の裏切り者の証拠を追っている
- 東条と新庄は、その目的のために連携している
■2026年8月8日時点の、私の予想
明日の放送前に、書き残しておきます。
- 「最大の裏切り者」は櫻井司令(対抗:野崎、和田)
- 東条は怪しいが、黒幕ではない
- 新庄は二重スパイで、潜入任務を続けている
- AIハヤトは敵ではなく、利用されている
- 長野専務は味方
前回は当たりましたが、今回はどうでしょうか。櫻井司令説は、正直かなり踏み込んだ予想だと思っています。外れたら外れたで、なぜ外したのかを書きます。
【追記】第3話が放送されました。答え合わせは第3話の感想・考察に書いています。
■まとめ
ネット上では東条説が最も支持されています。ただ私は、東条は怪しく見せられているだけで、その上にもう一人いると考えています。
「最大の裏切り者」という言い方が、そう思わせるんです。単なる協力者にその表現は使わないはずですから。
誰かの考察を正解として受け取るのではなく、読んだうえで自分はどう思うか。その往復がこの作品の一番の楽しみ方だと思っています。答え合わせは明日の21時に。
これまでの記事は『VIVANT』第2シーズン 感想・考察まとめに一覧でまとめています。第1シーズンについてはこちらのレビューをどうぞ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

