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『VIVANT』第2シーズン第5話(第15話)感想・考察|当たりました。ただ「やっぱりな」という感想です【ネタバレあり】

ドラマVIVANT第15話のイメージ。暗い部屋に立つ男のシルエットと、左右逆方向に伸びる二本の影 日本ドラマ
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『VIVANT』第2シーズン第5話(通算第15話・S2E5)を、リアルタイムで観ました。

3週間、野崎の二重スパイ説を推し続けてきました。第3話で大外ししたあとも、第4話、第5話と変えずに書き続けています。

その答えが、今回出ました。

■★評価は今回も保留します

2クール連続放送の全体像が見えるまで、点数はつけません。★は物語がある程度進んだ段階で改めてつけます。

※ここから先は第15話および第1シーズンの内容に触れます。未視聴の方はご注意ください。

■予想の答え合わせ

8月22日に書いた6つの予想を確認します。

  • 野崎は二重スパイ → 的中(潜入捜査だったと明かされた)
  • 東条は協力していたが目的は知らなかった → 的中
  • 佐野は知っていて隠している → 的中
  • チンギスは野崎が何かを託していた相手 → 的中
  • 新庄は生きている → 進展なし
  • テントの孤児院に秘密がある → この回では進展なし。ただし予告で動きが

4つ当たりました。

■ただ、感想は「やっぱりな」でした

正直に書くと、嬉しいというより「やっぱりな」という感覚のほうが強かったです。

野崎の二重スパイ説は、ネット上でもかなり語られていました。自分だけが見抜いたという話ではありません。

東条・佐野・チンギスの3人についても同じです。第15話の予告でかなり分かりやすく示されていましたし、それぞれが野崎に関係していることも匂わされていた。視聴者の多くが、ある程度は予想できたと思います。

ただ、これまで考えてきた方向が間違っていなかった。それは確認できました。

■佐野については、少し意外でした

ここだけは予想を超えていました。

私は「佐野は何かを隠している」とは思っていました。ただ、野崎と協力しているのか、それともシンシー側の裏切り者なのか。そこまでは判断できていませんでした。

結果として、佐野も日本を裏切っていなかった。そこは良かったです。

むしろ驚いたのは、佐野が単に知っていただけでなく、野崎と同じ側で潜入捜査に関わっていたような描写だったことです。「隠していた」のではなく「一緒にやっていた」。ここは想像していませんでした。

■ドラムだけが、信じ続けていた

周囲が野崎を疑っている中で、ドラムだけは最後まで信じようとしていました。

物語を大きく動かす場面というより、ドラムらしさがよく出た描写だったと思います。

この人はもともと純粋なキャラクターです。今回もそこは変わらなかった。疑うことが仕事のような人たちの中で、あの純粋さは貴重だと思います。

そしてそのドラムの一言が、乃木をチンギスのもとへ向かわせました。

■「天網恢恢疎にして漏らさず」

野崎がチンギスに託していたメッセージです。

正直に書くと、この時点では自分では意味を読み解けていません。

劇中では「天網」が中国に張り巡らされた監視ネットワークを指すという説明がありました。そこから、野崎自身が監視されていたのではないか、という話につながっていきます。

ただ、なぜこの言葉だったのか。なぜチンギスに託したのか。そこまではまだ分かりません。

こういうメッセージを残しておいて、後から別の情報とつなぎ合わせて意味が見えてくる。この作りが『VIVANT』らしくて好きです。たぶんまだ全部は明かされていません。

■AIによる尋問は、第2シーズンらしい

佐野への尋問で、特殊な装置を使って心拍や表情を分析する場面がありました。

これは第2シーズンならではの展開だと感じました。

第1シーズンの尋問は、乃木が相手の心理を読んで追い込んでいくものでした。今回はそこにAIが入ってくる。今シーズンで描かれているAIや監視社会というテーマとも、きれいにつながっています。

VIVANTの世界にAIが入ってきた、という感じがあって面白かったです。

■公安、大丈夫なのか

公安内部にシンシーの監視カメラが仕掛けられていた件です。

まず単純に「こんなに仕掛けられていたのか」と驚きました。外見は通常の監視カメラとほとんど変わらない。ボルトの大きさの違いで見分けるという話でした。

ただ、それと同時にこうも思いました。

そもそも、ここまで侵入されている公安は大丈夫なのか。

これだけカメラを仕掛けられているということは、まだどこかにシンシー側の人間がいる可能性も考えてしまいます。

一方で、野崎と佐野はカメラの存在を把握していました。だとすれば、あえて泳がせていたという見方もできます。ここはまだ判断できません。

■残っている謎は「なぜ」

野崎が別班員の拉致を利用した理由は、かなり整理されました。

別班員の情報をシンシー側に流した。シンシーへの潜入を成功させるために、拉致を利用したということになります。

ただ、肝心なところがまだです。

なぜ、そこまでしてシンシーに潜入する必要があったのか。

仲間を差し出してまで潜り込む理由が、まだ説明されていません。ここが次の焦点になります。

■5年前の北京と、2つの名前

第15話の最後で、5年前の北京の話が出てきました。野崎は日本大使館員として駐在し、北朝鮮に対する諜報活動を行っていた。

そこで名前が挙がったのが、チョウ・ケイシとリュウ・ミンシェンの2人です。

正直、今の段階ではピンときていません。ただ、わざわざ名前を出して終わった以上、重要な人物になるはずです。

■そして第16話の予告が、話をつなげてきました

※ここからは第16話の予告に触れます。

予告では、野崎が潜入捜査についているという佐野の説明があります。そして「シンシーの真の狙いは」という字幕。

ハン・リンシンが、中央アジアで暗躍しているテロ集団について必死に調べている、と語られます。

そして「物語の鍵を握るのは──テント」という字幕。

「それはテントのことだったのですか」と乃木が聞く。「テントに一体何があるのか」という字幕が続きます。

そして乃木の「シンシーではなく、我が日本が手に入れるために」という言葉。佐野の「裏と表、手を結ぼう」という提案に、乃木が頷いて予告は終わります。

■孤児院の話と、つながってきました

ここで思い出したことがあります。

第14話で、シンシー側が「孤児院」という言葉に強く反応していた場面がありました。ベキがテントで得た金を孤児たちのために使っていた、という話を聞いたときです。

私はあのとき「テントが運営していた孤児院に、何か重要な秘密があるのではないか」と書きました。第15話では進展がなく、そのままになっていた予想です。

それが今回、予告で「物語の鍵を握るのは──テント」と出てきました。

シンシーが必死に調べている対象がテントだとすれば、あの「孤児院」への反応もつながります。テントに何かがある。その何かをシンシーは欲しがっている。

そして乃木の「シンシーではなく、我が日本が手に入れるために」という言葉。奪い合いになる何かが、テントにあるということです。

私はこの流れに、ジャミーンが関わってくると予想しています。

■2026年8月23日時点の、私の予想

  • シンシーが狙っているのは、テントが持っている何か
  • 野崎がシンシーに潜入した理由も、それを守るため
  • 孤児院に秘密がある。ジャミーンが鍵を握る
  • 新庄は生きている、または遺体に何か仕掛けがある
  • 公安内部に、まだシンシー側の人間が残っている可能性
  • 5年前の北京の2人が、シンシーとの接点になる

■まとめ

3週間推し続けた二重スパイ説に、答えが出ました。

ただ、当たったこと自体はそこまで特別ではありません。多くの人が同じように考えていたはずです。

面白いのはここからです。「野崎は裏切ったのか」という謎が解けた瞬間に、「では何のために潜入したのか」という次の謎が立ち上がる。そして予告では、その答えがテントにあると示されました。

第1シーズンで解体されたはずの組織が、また物語の中心に戻ってくる。

放送前に書いた予想は第5話の考察記事に書いています。これまでの記事は『VIVANT』第2シーズン 感想・考察まとめに一覧でまとめています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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