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『VIVANT』第2シーズン第4話(通算14話)感想・考察|新庄は本当に死んだのか。あの描写が引っかかる【ネタバレあり】

ドラマVIVANT第14話のイメージ。パーティションで区切られたブースが並ぶフロアを、高い位置から見下ろす男女のシルエット 日本ドラマ
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『VIVANT』第2シーズン第4話(通算第14話・S2E4)を、リアルタイムで観ました。

放送前日、私は「野崎は二重スパイ」「最大の宿敵は野崎でも宮下今日子さんの役でもない別の人物」と予想を書き残しました。願望が入っていることも正直に書いたうえでの予想です。

結果から言うと、前回の大外しとは違いました。

■★評価は今回も保留します

2クール連続放送の全体像が見えるまで、点数はつけません。★は物語がある程度進んだ段階で改めてつけます。

※ここから先は第14話および第1シーズンの内容に触れます。未視聴の方はご注意ください。

■予想の答え合わせ

  • 「最大の宿敵」は野崎でも宮下今日子さんの役でもない → 方向は合っていた(答えは人ではなく組織)
  • 宮下今日子さんの役は、その人物につながる手がかり → 手がかりというより、組織の責任者本人だった
  • 野崎は二重スパイ → まだ確定していない。ただし劇中でその可能性が明確に示された
  • 内部にもう一人黒幕がいる → 公安そのものが汚染されている可能性が浮上

前回のような大外しではありませんでした。ただ、はっきり当たったとも言えません。

■「最大の宿敵」は、人ではなく組織だった

これは意外でした。

私は「野崎でも宮下今日子さんの役でもない、別の人物」だと予想していました。答えは人物ではなく、シンシーという組織でした。

表向きは多国籍の民間情報機関。実態は中国の別班ともいえる秘密組織です。中国系の工作員を多数排除してきた日本の別班に、深い遺恨を抱いている。

第1シーズンの宿敵はテントというテロ組織でした。今回は国家を背負った組織です。まったく違う敵が出てきたな、という印象を受けました。

ただ、正直に書くと、シンシーが本当に最終的な「最大の宿敵」なのかは、まだ疑っています。

日本側にもまだ裏切り者がいるのではないか。シンシーのさらに裏に別の誰かがいるのではないか。そう思っています。

■ハン・リンシンは、かなり食えない人物だった

宮下今日子さんが演じるハン・リンシン。元・中国公安部の局長で、現在はシンシーの責任者です。

野崎との会話が、とにかく印象的でした。

どちらも相手の腹の内を探りながら話している。ハン・リンシンからすれば、野崎がシンシーに入り込んで情報を探っているのか、それとも本当にこちら側なのか、判断しきれない。一方の野崎も、ハン・リンシンから何かを引き出そうとしている。

お互いに信用していない状態で探り合っている。あの空気が良かったです。

■野崎の二重スパイ説は、まだ維持します

結論から書くと、私は今も野崎が別班を裏切っていないと思っています。

理由は今回の展開そのものです。

野崎がシンシーのところへ向かったことで、結果的にシンシーの正体や居場所が突き止められました。拉致された別班員がいる可能性が高い場所も分かった。

裏切ったように見せながらシンシーに入り込み、別班を守るために動いている。この読みは、今もかなり有力だと思っています。

ただ、これは正直に書いておきますが、「野崎には裏切ってほしくない」という願望も多少入っています。前回の予想記事にも同じことを書きましたが、そこは変わっていません。

■新庄は、本当に死んだのか

ここが今回、一番引っかかった部分です。

新庄はタイで銃撃を受け、死亡したことになっています。

ショックというより、「本当に死んだのかな?」というのが正直な感想でした。

引っかかったのは、遺体の扱われ方です。

すでに検死結果は出ている。強烈な臭いもある。そのせいで、誰も詳しく確認しようとしないまま処理されていく。

この描写、必要でしょうか。

死んだことを伝えるだけなら、ここまで丁寧に「誰も確認していない」状況を作る必要はないはずです。わざわざそこを描いたということは、意味があるのだと思います。

可能性は2つ。新庄が実は生きているか、遺体そのものに何か仕掛けがあるか。

個人的には、新庄が生きていて乃木と裏で協力しているという展開まであるのではないかと思っています。

■ベキと孤児、そして「何がある?」という反応

今回、ベキがテントで得た金を何に使っていたかが語られました。

自分たちのためではなく、バルカの孤児たちのために使っていた。食事、教育、生活、進学費用。いま現地で活躍している若者の多くが、その施設の出身だと。

そして、その話を聞いた相手が「孤児」という言葉に明らかに反応した。

ここはかなり重要な鍵だと思っています。「ベキは孤児を救っていた、いい話でした」で終わるはずがありません。

そして個人的に考えているのは、この孤児の問題にジャミーンが関係しているのではないかということです。

テントの孤児、ジャミーン、ベキ、そしてシンシー。このあたりが今後つながってくる気がしています。

■東条の前に現れた乃木

ラストで、東条の前に乃木が現れます。

正直な感想は「来た!」というより、「また尋問が始まるのか」でした。

第13話の新庄への尋問がかなり強烈だったので、同じことが起きるのかなと。あの偽映像の仕掛けを見たあとだと、東条相手にも何か用意しているのではないかと構えてしまいます。

ただ、乃木が何を確認しに来たのかは気になります。

■第15話の予告について

※ここからは第15話の予告に触れます。

予告を観て、方向がはっきりしたと思いました。

「野崎の行方を追う」という字幕のあと、「なぜ野崎に協力を」という流れで東条が一瞬映る。そして「浮かび上がる裏切りの目的」という字幕。

さらに乃木がチンギスに「どこまでご存知なんですか?」と聞く場面があり、「鍵を握る3人」としてチンギス・佐野・東条が映ります。

そして乃木の問いかけ。「野崎守、別班員拉致に加担していたことを、あなたは知っていたのではありませんか」

■つまり、次は「なぜ」を追う回

予告を見る限り、第15話は「野崎は裏切ったのか」を追う回ではありません。

裏切ったのは前提として、その目的は何だったのかを探る回になりそうです。

そして、その目的を知っている人物が3人いる。チンギス、佐野、東条。

この流れなら、私の二重スパイ説にとっては追い風です。「裏切りに目的がある」ということ自体が、単純な裏切りではないことを意味しますから。

■2026年8月19日時点の、私の予想

  • 野崎は二重スパイ。裏切ったように見せてシンシーに入り込んでいる
  • 新庄は生きている、または遺体に何か仕掛けがある。乃木と裏で協力している可能性も
  • シンシーはまだ最終的な敵ではない。その裏に別の誰かがいる
  • 日本側にも、まだ裏切り者が残っている
  • テントの孤児の問題に、ジャミーンが関係している

新庄生存説は、かなり踏み込んだ予想だと思います。それでも書き残しておきます。

■まとめ

前回は大外しでしたが、今回は方向としては合っていました。それでも、はっきり当たったとは言えません。

一番の収穫は、「最大の宿敵」が人ではなく組織だったことです。人物を探していた自分の見方が、そもそもずれていました。前回は「立場が怪しい人物」ばかり見て外し、今回は「宿敵は人だ」と思い込んでいた。

この作品は、こちらの見方の枠ごと外してきます。

次は「野崎はなぜ裏切ったのか」です。ここが分かれば、二重スパイ説の答えも出ます。

放送前に書いた予想は第4話の考察記事に書いています。これまでの記事は『VIVANT』第2シーズン 感想・考察まとめに一覧でまとめています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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