『VIVANT』第2シーズン第3話(通算第13話、海外配信ではS2E3)が放送されました。
放送前日、私は「最大の裏切り者は櫻井司令だと予想します」と書き残しました。前回は長野専務を当てているので、2回連続の的中を狙っていました。
結果から言うと、大外しです。
■★評価は今回も保留します
2クール連続放送の全体像が見えるまで、点数はつけません。★は物語がある程度進んだ段階で改めてつけます。
※ここから先は第13話および第1シーズンの内容に触れます。未視聴の方はご注意ください。
■予想の答え合わせ
8月8日に書いた5つの予想を、順に確認します。
- 「最大の裏切り者」は櫻井司令 → 大外し
- 東条は怪しいが、黒幕ではない → 疑いは強まったが、まだ黒幕ではない
- 新庄は二重スパイで、潜入任務を続けている → 裏切っていなかった点は当たり
- AIハヤトは敵ではなく、利用されている → 敵ではなかった。利用の線は進展なし
- 長野専務は味方 → 当たり
全滅ではありません。ただ、一番大事なところを外しました。
■外した理由は、自分でも分かっています
正直に書きます。
第13話を観る前から、自分の中では野崎説もかなり有力になっていました。
実際、予想記事にもこう書いています。
「ひとつは野崎です。もし野崎が最大の裏切り者だとしたら、インパクトは計り知れません」
気づいてはいたんです。それでも本命を変えませんでした。
理由は単純で、最初に櫻井司令説を出してしまったからです。途中で予想を変えるのもどうなのかな、と思ってしまった。
まあ、言い訳ですけど。素直に野崎説へ変えておけばよかったです。
■ちなみに、この日は競馬も外しています
完全に余談ですが、書かせてください。
実はこの日、競馬でも2分の1の選択を外しました。しかも別の馬券は、時間がなくて買えなかった。後で見たら10万円以上になっていました。

買おうと思って、買えなかった。変えようと思って、変えなかった。
私に足りないのは、考察力ではなく行動力なのかもしれません。
散々な一日でした。
■そしてもう一つ、考え方の問題
いま振り返ると、「立場が怪しい」というところを重視しすぎていたのだと思います。
櫻井司令を本命にした理由は、こうでした。別班や公安の情報にアクセスできる。東条を動かせる立場にある。「最大の」という表現にふさわしい。
全部、組織図の上での話です。誰が何をできる立場にいるか、という視点でしか見ていませんでした。
この作品はたぶん、そういう論理では動いていません。
■野崎の名前が出たとき
正直な感想は「やっぱり野崎だったか」でした。
もちろん驚きました。ただ、観ている途中から「野崎のほうが怪しいんじゃないか」と思っていたので、完全な「まさか」ではありません。
だからこそ悔しいです。「だったら野崎に変えておけばよかったじゃん」という話ですから。
■長野専務は、本物の別班員だった
ここは当たっていたので、書いておきます。
長野専務が別班だったこと自体も驚きましたが、それ以上に良かったのは「この人、本当に日本を守るために動いているんだな」と分かったことです。
乃木と任務について話し、年齢による衰えに触れ、先輩としてアドバイスを送る。まさに別班の先輩という感じでした。
そして面白かったのがドラムです。
最初から長野専務を睨みつけて、ずっと警戒している。何か裏があるのかと思ったら、その理由がまさかの太田さんへのやきもち。ドラム、太田さんのこと好きなんですね。
長野専務のほうは、太田さんが何か悩んでいるように見えたから助けようとしていただけ。下心でも不倫でもなく、別班員として守ろうとしていた。
第1話で私が引っかかっていた「あの持ち上げ方は何だったのか」という違和感も、これで解けました。かなり好感の持てる人物として描かれていたと思います。
■VIVANTの尋問シーンが帰ってきた
新庄への尋問を観ていて、まず思ったのがこれでした。
第1シーズンでも、乃木が相手の心理を読みながら追い込んでいく場面が印象的でした。第2シーズンでもやっぱり来たか、という感じです。
今回特に面白かったのは、両親を人質に取ったように見せながら、実はすべて偽の映像だったところです。
新庄が本当に知らないのか、それとも嘘をついているのか。それを確かめるために、そこまでの仕掛けを用意していた。尋問そのものが、証言の真偽を確認するための心理戦になっていたわけです。
結果として、新庄は情報を売っていませんでした。私の「新庄は裏切っていない」という予想は、ここは当たりです。
■今回はAIハヤトの回でした
新庄からタムタム、東条、そして野崎へ。次々と疑いが移っていく展開でしたが、これは一人ずつ深掘りして追い詰めたというより、AIハヤトが解析した結果がポンポン出てきたという印象です。
特に面白かったのが、公安をハッキングする場面でした。
太田さんが「公安のセキュリティは厳しいので難しい」という話をしている。そこで櫻井司令が「それならハヤトにやらせなさい」と指示する。そうしたら、あっという間にハッキングしてしまう。
太田さんも驚いていましたが、私も「こんなに簡単にできるなら、太田さんの立場がないのでは」と思ってしまいました。
少しコミカルで、いい場面でした。ただ同時に、AIがここまでできてしまうことの怖さも感じます。第1話の記事で「ハヤトは利用されているのではないか」と書きましたが、この万能さを見ると、なおさらそう思います。
■ただし、まだ何も確定していません
ここは強調しておきたいところです。
第13話で分かったのは、野崎に疑いが向いたということだけです。公安第4課のカメラに映っていた。通信記録の時間が一致した。それだけです。
「野崎さんか?」という声で終わっているので、確定はしていません。
■入れ替わり説は、たぶん違う
予想記事では「野崎はすでに別人と入れ替わっているのではないか」とも書きました。ただ、いまはこの線は薄いと思っています。
第13話では、野崎の行動について具体的な時間、映像、通信記録が出てきました。ここまで具体的に積み上げておいて「実は別人でした」という展開にはならない気がします。
■私が今考えているのは「二重スパイ説」
野崎が裏で何か動いている可能性は、かなり高いと思います。
ただ、単純に「野崎=日本を裏切った悪者」だとはまだ思っていません。
敵側に協力しているように見えて、実は別の目的のために動いている。あるいは、乃木たちにも明かしていない任務を遂行している。そういう可能性はまだ残っていると思います。
面白いのは、これが新庄について私が立てていた予想と同じ構造だということです。新庄は結果的に裏切っていませんでした。同じことが野崎にも起きるのか。それとも今度こそ本物の裏切りなのか。
■2026年8月10日時点の、私の予想
- 野崎は裏で動いている。ただし単純な裏切り者ではない
- 本命は二重スパイ説。乃木たちに明かしていない任務がある
- 入れ替わり説は薄い
- 東条もまだ怪しいが、単独では動いていない
- AIハヤトは、いずれ誰かに利用される
今回の反省を活かすなら、次は迷ったときに素直に変えることだと思います。
■まとめ
前回は当たりました。今回は大外しです。
しかも途中で気づいていたのに、最初に書いた説にこだわって変えなかった。その日は馬券でも似たようなことをやっています。悔しいですが、これも予想して観ることの一部だと思っています。
一番気になっているのは「野崎は何のために動いていたのか」です。単純に裏切りましたで終わるとは思えません。
第13話では「野崎が怪しい」というところまで一気に進みました。でも本当の謎は、たぶんここからです。
外れた予想は第3話の考察記事に書いています。これまでの記事は『VIVANT』第2シーズン 感想・考察まとめに一覧でまとめています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

