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【Netflix】バッドボーイズ:ライド・オア・ダイ レビュー|3作目を超えられたか?シリーズファンの正直な感想

ーチで仲間とジャンプする人々(同窓会の喜びのイメージ) 洋画レビュー
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Netflixで配信中の『バッドボーイズ:ライド・オア・ダイ』(2024)を観ました。
シリーズ第4作目で、3作目から4年ぶりの続編。
個人的には4作目も好きですが、3作目が良かっただけに物足りなさを感じる人もいるかもしれない——そんな率直な感想を書いていきます。

これにて、バッドボーイズシリーズ全4作レビューが完結します!

※物語の核心(クライマックス)には触れずに書いていますが、一部の展開には触れています。ネタバレを完全に避けたい方はご注意ください。

■作品概要

『バッドボーイズ:ライド・オア・ダイ』は、2024年に公開されたアメリカのアクション映画。
ウィル・スミスとマーティン・ローレンス主演のシリーズ第4作目です。

監督は前作と同じく、アディル・エル・アルビとビラル・ファラーのコンビが続投。
3作目で確立した「人間ドラマ+アクション」のバランスを継承しつつ、新しいエンタメ性も加えた作品になっています。

舞台は変わらずマイアミ。
上映時間は110分(シリーズ最短)。

新たな要素として:
・マイクが結婚している
・3作目で亡くなったハワード警部に濡れ衣
・ハワード警部の娘(連邦保安官)が登場
・マイクの息子との関係性の進化
・マーカスの「スピリチュアル覚醒」

シリーズの集大成的な要素が詰め込まれた一本です。

■あらすじ

3作目の事件から数年後。
マイクは新しいパートナーと結婚し、新生活をスタートさせていた。

そんな矢先、3作目で亡くなったハワード警部に濡れ衣が着せられる事件が発生。
故・ハワード警部の名誉を回復するため、マイクとマーカスは再び動き出す。

しかし事件はさらに展開し、二人は警察に追われる立場に転落。
さらにマイクの大切な人が人質に取られる事態に発展していく——。

立場が逆転した「逃亡犯」としてのバッドボーイズ。
ハワード警部の娘(連邦保安官)との関係。
そしてマイクの息子の存在も含めて、シリーズの集大成が描かれます。

■結婚したマイク:大切な人を守る重圧

本作で特に印象的だったのが、結婚して大切な人ができたマイクの変化です。

シリーズで一貫して「無敵のプレイボーイ」だったマイクが、家族を持つことで一変。
大事な人が人質に取られる場面では、なんとパニック発作を起こしてしまいます。

守るべきものができると、思い切って行動できなくなるマイク。

これは、シリーズで初めて見せるマイクの弱さでした。
クールで何でも一人で解決してきたマイクが、愛する人のために動けなくなる——この描写には深い人間ドラマを感じました。

そして、そんなマイクを奮起させるのがマーカス。
パニックに陥るマイクを励まし、立ち直らせていく相棒の姿に、3作目から続く絆の深さを再確認できます。

■マーカスの「スピリチュアル覚醒」が新鮮

本作の大きな特徴が、マーカスのキャラクター変化です。

序盤の心臓発作で一度死の淵を彷徨ったマーカスは、生還後にスピリチュアルな能力に目覚めたような行動を取り始めます。
「俺たちは死なない」と確信を持って言い切ったり、マイクとは前世でも一緒だったと主張したり。

特に面白かったのが、「前世のマイクはロバで、飼い主が俺だった」という独自の説。
本編中で時々ロバの話題が出てきて、コメディ要素として効いています。

「不死身キャラ」として一周回って突き抜けたマーカスを、今度はマイクが制止する立場に。
3作目までとは逆の構図が新鮮でした。

マーティン・ローレンスのコメディ俳優としての才能が、また違った形で発揮されています。

■立場逆転:警察に追われる「バッドボーイズ」

本作の最大の見どころが、マイクとマーカスが警察に追われる立場になるという展開です。

警察の英雄だった二人が、ある事件をきっかけに逃亡犯扱いに。
立場が完全に逆転します。

特に印象的だったのが、マイクの息子と二人で逃亡する三人組のシーン。
マイクと息子は揉めたり仲違いしたりしながらも、間にマーカスが入って取りまとめていく——この三角関係のような構図が、コメディとシリアスの絶妙なバランスで描かれます。

3作目で明かされた「マイクに息子がいた」という設定が、4作目でしっかり活かされていました。

■印象に残ったシーン1:レジーの覚醒(最後の敬礼が最高)

本作で個人的に最も印象的だったのが、レジー(マーカスの娘の夫)の活躍シーンです。

2作目で初登場した時は、マーカスに威圧された15歳の少年だったレジー。
3作目では結婚式のシーンで再登場。
そして4作目では、軍人として大活躍します。

具体的には、家に侵入してきた敵を次々と倒していく戦闘シーン。
一人で複数の敵を制圧する姿は、もはや別人のようにカッコよく成長していました。

そして極めつけが、全員を倒した後のラストの仕草。
家に取り付けられている監視カメラ(マーカスが見ている)に向かって、ビシッと敬礼するシーン。
これは本当に痺れました。

シリーズを通して観てきた人なら、あの15歳だった少年がここまで成長したのか、と感慨深くなるはずです。

■印象に残ったシーン2:ラストの「見逃し」

クライマックスのラストシーンも、本作のテーマを象徴する素晴らしい場面でした。

詳細はネタバレなので避けますが、ハワード警部を殺したマイクの息子が、今度はハワード警部の孫娘を助けるシーンがあります。

そして、ハワード警部の娘(連邦保安官)とマイクの息子が対峙する瞬間。
父を殺した憎き相手を前にして、ハワード警部の娘は息子を殺そうとします。
しかし、それを必死に止めるハワード警部の孫娘。

最終的に、ハワード警部の娘はマイクの息子を見逃すという選択をします。

このシーンは、「復讐」と「赦し」というテーマを描いた、本作で最も感動的な場面の一つでした。
シリーズで描かれてきた「絆」というテーマが、世代を超えて受け継がれていく瞬間です。

■マイクの結婚式シーンも印象的

本作のもう一つの見どころが、冒頭のマイクの結婚式シーン。

シリーズを通して女性関係が華やかだったマイクが、新しい人生のステージに進む姿を見て、感慨深いものがありました。
「マイクも結婚したんだな」と、シリーズを観てきたファンとして自然と感じる場面です。

ウィル・スミスの幸せそうな表情が、これまでのマイクとは違う、人生の節目を迎えた男の姿として印象的でした。

■3作目との比較:同窓会的な楽しさ

率直に言うと、3作目と比べると本作には「物足りなさ」を感じる部分もあります。

3作目は「人生」「老い」「絆」という重厚なテーマを正面から描いた作品で、シリーズ最高傑作の風格がありました。
本作は3作目で築き上げたものを継承しつつ、もう少しエンタメ寄りに振った印象です。

ただ、これは「3作目が良すぎた」というのが正直なところ。
4作目単体で観れば、十分に楽しめるアクション映画です。

シリーズファンとして、もう一度この二人に会えた喜びがあり、いわば「同窓会映画」として機能している作品だと感じました。

■シリーズ全4作で一番好きなのは:やはり3作目

シリーズを全部観終わって、個人的に一番好きなのは、やはり3作目『フォー・ライフ』です。

理由は明確で、3作目が一番「バッドボーイズの良さ」が詰まっているから。
アクションのカッコよさ、コメディの楽しさ、そして人間ドラマの深み——すべてが最高のバランスで詰まっています。

ただ、シリーズ全体を観ることで、4作目の感動も倍増します。
特にレジーの成長や、マイクの息子との関係、そしてハワード警部の娘の登場など、過去作を観ているからこそ理解できる感動が随所にあるからです。

■こんな人におすすめ

・1〜3作目を観てシリーズに思い入れがある人
・もう一度マイクとマーカスに会いたい人
・「同窓会映画」として楽しめる人
・成長したレジーを観たい人

逆に、こんな人には合わないかも:

・初めてバッドボーイズを観る人
→1作目や3作目から観るのがおすすめ

・3作目級の深いドラマを期待する人
→4作目はもう少しエンタメ寄り

シリーズの集大成として、ファンには必見の一本です。

■まとめ

★★★★☆(5点満点中4点)

4作目も好きだが、3作目が良かっただけに物足りなさを感じる人もいるかもしれない作品。

ただし、シリーズファンには「もう一度バッドボーイズに会える」喜びがあり、レジーやマイクの息子など、過去作キャラクターの成長を堪能できる「同窓会映画」として機能しています。

特にレジーの敬礼シーンや、ラストの「見逃し」シーンは、シリーズを通して観てきたファンに刺さる名場面でした。

Netflixで配信中なので、3作目を観終わった方はぜひ続けてチェックしてみてください。

■バッドボーイズシリーズ全4作完走を終えて

これにて、バッドボーイズシリーズ全4作のレビューが完結しました!

【シリーズ振り返り】

1作目『バッドボーイズ』(1995)
→90年代バディアクションの金字塔。入れ替わりコメディが秀逸。
→★★★★☆

2作目『バッドボーイズ2バッド』(2003)
→アクション全開、やりすぎ感が魅力。賛否分かれる怪作。
→★★★★☆

3作目『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)
→老いと絆を描いたシリーズ最高傑作。誰にでもおすすめできる名作。
→★★★★★

4作目『バッドボーイズ:ライド・オア・ダイ』(2024)
→シリーズの集大成的な同窓会映画。ファンには嬉しい一本。
→★★★★☆

シリーズで一作だけ観るなら、迷わず3作目をおすすめします。
シリーズ全体を観ると、4作目の感動が倍増します。

30年続いた「バッドボーイズ」シリーズ。
時代を超えて愛される、最高のバディアクション映画でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

このサイトでは、これからもNetflixを中心にVOD作品のレビューを書いていきます。
気になる作品があれば、また感想を共有していただけると嬉しいです。

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