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バッドボーイズ1作目レビュー|入れ替わりコンビネーションが最高すぎる90年代アクション

マイアミビーチの夕焼け(バッドボーイズの舞台のイメージ) 洋画レビュー
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Netflixで配信中の『バッドボーイズ』(1995)を観ました。
シリーズ30年の原点となる第1作目、改めて観ても面白い作品だったので感想を書いておきます。

※物語の核心(クライマックス)には触れずに書いています。

■作品概要

『バッドボーイズ』は、1995年に公開されたアメリカのアクション・コメディ映画。
ウィル・スミスとマーティン・ローレンス主演のバディムービーです。

監督はマイケル・ベイ。
当時CMディレクターとして活躍していたベイの、長編映画監督デビュー作でもあります。
後に『アルマゲドン』『トランスフォーマー』など数々の大ヒット作を生み出すマイケル・ベイのキャリアは、この作品から始まりました。

プロデューサーは『トップガン』などで知られるジェリー・ブラッカイマー。

舞台はマイアミ。
プレイボーイで独身のマイク・ローリー(ウィル・スミス)と、家族思いのマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)。性格も生活も正反対の刑事コンビが、巨大な麻薬シンジケートと戦う物語です。

現在Netflixで配信中で、シリーズ全作も同じNetflixで観られるため、一気見にぴったりの作品です。

■あらすじ

マイアミ市警の保管庫から、1億ドル相当の押収済みヘロインが何者かに盗まれる。
事態がFBIに発覚するまでの72時間以内に解決しなければ、警察組織全体の信頼が崩壊する——。

捜査を任されたのが、マイク・ローリーとマーカス・バーネットの「バッドボーイズ」コンビ。

捜査を進める中で、事件の重要な目撃者となる女性が現れます。
彼女は犯行現場で親友を殺され、その親友から「困ったらマイク・ローリーを頼れ」と聞いていたため、マイクにしか心を開こうとしません。

ところが肝心のマイクが連絡を取れない状況に。
目撃者の信頼を得るため、急遽マーカスがマイクのフリをして接触することに——。

ここから、シリーズ最大の見どころである「入れ替わり捜査」が始まります。

■1作目の最大の魅力は「入れ替わり」のコメディと緊張感

この作品で最も印象的だったのが、マーカスとマイクの「入れ替わり」が生み出す化学反応です。

目撃者の女性は、マイクの部屋に匿われることになるのですが、これがとんでもなく面白い展開を生みます。

マイクの部屋に行ったマーカスは、そこに飾られているマイク自身の写真の多さに困惑。
あまりにも自分の写真ばかりが飾られているため、目撃者の女性から「もしかして同性愛者?」と思われてしまうシーンは、本作屈指のコミカルな場面です。
真面目なマーカスにとっては予想外の状況で、必死に取り繕う様子に笑いが止まりません。

一方のマイクは、マーカスの家庭の面倒を見ることに。
妻に電話するシーンや、子供たちの世話をしているところを見て、本物のマーカスが嫉妬する展開もあります。

さらに目撃者の犬まで一緒に匿うことになり、慣れない環境で犬がうんちを漏らしてしまったり——。
本物のマイクも、自分の部屋で起きているこうした出来事を気にしている様子で、細かい描写が笑いどころとして秀逸です。

性格も生活も正反対の二人が入れ替わることで生まれる不協和音と、それでも最終的には絶妙なコンビネーションで事件を解決していく構造こそが、1作目の最大の魅力だと感じました。

■ウィル・スミスのスター性が爆発した出世作

この作品は、ウィル・スミスがスターとしてブレイクするきっかけになった作品でもあります。

当時はまだコメディ俳優としてのイメージが強かったウィル・スミスが、本作で「クールでカッコいいアクションスター」としての顔を見せ、これ以降の主演作のイメージを決定づけました。

実際、観ていて感じるのは、ウィル・スミスの圧倒的な華のあるオーラ。
スーツを着こなし、ポルシェを乗り回し、銃を構える姿は、誰もが憧れる「カッコいい主人公」そのものです。

マーティン・ローレンスとのコンビネーションも絶妙で、二人の掛け合いだけで2時間飽きずに観られる魅力があります。

■マイケル・ベイの才能が純粋に発揮された作品

『バッドボーイズ』はマイケル・ベイのデビュー作ですが、後の代表作に繋がる「マイケル・ベイらしさ」が既に発揮されています。

・マイアミの陽光を活かした色彩豊かな映像
・派手な爆破シーンと銃撃戦
・スピード感あふれるカーチェイス
・テンポの良い編集

予算が限られていた中で、「映画の楽しさ」を凝縮した作品になっています。

今観ると映像の古さは感じる部分もありますが、それを「90年代の雰囲気」として楽しめる人には、今でも十分通用する内容です。

■90年代アクションの良い部分と悪い部分

正直に言うと、1995年の映画らしく、ストーリーには多少のご都合主義的な展開もあります。

「なぜそうなる?」と突っ込みたくなる場面もありますが、それを含めて「90年代アクション映画らしいバカさ」として楽しめれば、これ以上ない娯楽作品として機能します。

逆に、緻密なストーリー展開や深い社会性を求める人には合わないかもしれません。
これは「頭を空っぽにして、気のいいオヤジ2人の大暴れを楽しむ」アトラクション型の作品です。

■こんな人におすすめ

・90年代アクション映画の雰囲気が好きな人
・バディものコメディが好きな人
・ウィル・スミスやマーティン・ローレンスが好きな人
・シリーズの原点から順番に観たい人
・週末に気軽に楽しめる映画を探している人

逆に、繊細なヒューマンドラマや重厚な社会派作品を求めている人には物足りないかもしれません。

■まとめ

★★★★☆(5点満点中4点)

90年代バディアクション映画の金字塔。

入れ替わりコメディとアクションの絶妙なバランス、ウィル・スミスのスター性、マイケル・ベイのデビュー作としての勢い——すべてが詰まった作品です。

特に「入れ替わり」が生み出すコメディ要素は、このシリーズの原型として今でも輝いています。
シリーズ全4作を観るなら、ぜひこの1作目から順番に観てほしい一本です。

Netflixで配信中なので、加入している方はぜひチェックしてみてください。
シリーズ全作観られるので、一気見にもぴったりです。

次回は2作目『バッドボーイズ2バッド』(2003)のレビューも書く予定です。
シリーズで最もスケールアップした、賛否両論の問題作。お楽しみに!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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